志賀海神社(福岡市東区)の御朱印や御朱印帳、受付時間について。綿津見神社・海神社の総本社で君が代のルーツ神社!

ようこそ、アクセスくださいました。今回ご紹介する御朱印は、福岡県福岡市東区の志賀島(しかのしま)に鎮座する志賀海神社(しかうみじんじゃ)の御朱印です。志賀海神社は、全国の綿津見神社・海神社の総本社(総本山)であり、日本国歌の「君が代」のルーツとも言われている神社です。

そこで今回は、福岡市東区の志賀島に鎮座する志賀海神社の御朱印や頂ける受付時間、オリジナル御朱印帳を中心にご紹介すると共に、志賀海神社の御祭神や境内などについても簡単にご紹介してみたいと思います。

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志賀海神社(福岡市東区)の御朱印について

志賀海神社は福岡市の中心部である「JR博多駅」や「天神」などからでも車で30分以上はかかる場所にある、陸と島が繋がっている「志賀島(しかのしま)」という島に鎮座する神社です。志賀海神社は、全国にある綿津見神社・海神社の総本社であり「龍の都」とも言われ、鎮座する志賀島は万葉集にも登場する場所です。

そんな志賀海神社をご紹介する前に、志賀海神社の御朱印、初穂料(料金)受付時間、オリジナル御朱印帳など御朱印に関わることからご紹介します。

御朱印のご紹介

実際に志賀海神社に参拝した際に頂いた御朱印をご紹介します。

志賀海神社の御朱印
志賀海神社の御朱印
(令和元年10月22日)

志賀海神社を参拝した日は「即位礼正殿の儀」が行われた日だったせいか、御朱印を揮毫(きごう)できる宮司さんが居られませんでした。「お持ちの御朱印帳には書けませんが、書き置きでしたらございます。」とご案内頂いたので書き置きタイプの御朱印を頂きました。

書き置きタイプの御朱印でも、丁寧に筆で手書きされた御朱印で印刷ではありませんでしたよ。参拝した日付だけ丁寧に記入いただきました。

御朱印の受付時間と初穂料(料金)について

続いて、志賀海神社で頂ける御朱印の受付時間や初穂料についてご紹介します。

初穂料
(料金・値段)
300円
受付時間
(営業時間)
9時頃~17時頃まで

志賀海神社の御朱印の初穂料(料金)は300円でした。

受付時間は、基本的に9時~17時までです。しかし、「9時は掃除をしているので、9時30分が受付を開始する時間だと思ってください。」と教えていただきました。

私は祝日の15時に志賀海神社に到着しましたが、境内には3組程度の参拝者でした。その為、御朱印も待ち時間なくすぐに頂く事ができましたよ。

オリジナル御朱印帳もあり

御朱印巡りをされている方なら、その神社の御朱印帳も気になりますよね。今回ご紹介している福岡市の志賀海神社にもオリジナル御朱印帳があります。

授与所で売られている志賀海神社の御朱印帳
授与所で授与されている志賀海神社の御朱印帳

志賀海神社の御朱印帳の初穂料(料金)は2,000円です。

志賀海神社のオリジナル御朱印帳のデザインは、龍が描かれており、まるで宇宙のようなカッコイイ御朱印帳だと思いませんか。

オリジナル
御朱印帳
あり
(1種類のデザインのみ)
初穂料
(料金・値段)
1冊2,000円
志賀海神社は「龍の都」とも呼ばれた全国の龍神様が集まる神社でもあるそうなので、オリジナル御朱印帳も龍をモチーフにしたデザインになっているのでしょう。

御朱印の受付場所は授与所

志賀海神社には楼門がありますが、その楼門を抜けたすぐ左手にお守りやお札などが売られている「授与所」があります。

志賀海神社の授与所
志賀海神社の授与所

志賀海神社の御朱印の受付場所は、こちらの授与所です。ちなみに、上記でご紹介したオリジナル御朱印帳もこの授与所で販売されています。

志賀海神社のお守りなど
志賀海神社のお守りなど

御朱印の受付場所でもある授与所には、さまざまなお守りも売られています。「御神菓」という300円の粔籹(おこし)を購入して子供たちと帰宅中の車で食べました。

金印のお守り
金印のお守り

久々に息子が欲しがったキーフォルダーのような「金印」のお守り(ストラップ)がありました。「金印」は、志賀海神社が鎮座する志賀島で発見された国宝で教科書にも載っています。

息子が学校の授業で金印を習ったらしく「金印」のストラップに興味を示したようです。もちろん、御朱印と共に「金印」のお守りも購入してあげました。
お兄ちゃんだけ、ズルい!

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初めて志賀海神社へ行く人向けのアクセス方法・駐車場

志賀海神社へ初めて御朱印を頂きに参拝される方もいらっしゃると思います。福岡市の中心部から志賀海神社が鎮座する志賀島までは公共交通機関では少々行きづらい場所にあります。その為、初めて御朱印を頂きに行く方にはアクセス方法が多少解りづらいです。

そこでここからは、初めて志賀海神社へ参拝を兼ねて御朱印を頂きに行く方に向けて、駐車場、最寄りのバス停や駅などのアクセス方法についてご紹介します。

無料で利用可能な駐車場あり

上記でもご紹介したように、志賀海神社はバスや電車で行くには少々行きづらい場所に鎮座しています。その為、一番おすすめの行き方は、やはり「車」です。

志賀海神社のすぐそばに無料で利用できる駐車場があります。

駐車場の看板
駐車場の看板
志賀海神社の駐車場
志賀海神社の駐車場

志賀海神社の駐車場は、アスファルトで舗装されていない砂利の駐車場ですが、100台は駐車可能なスペースです。ちなみに、上記写真の左に見える山(丘)に志賀海神社が鎮座していますので、すぐ横にある駐車場です。

参拝者専用
駐車場
そばにあり
(100台程度
駐車料金 無料
駐車スペース 100台程度
私が御朱印を頂きに志賀海神社を参拝した日は、駐車場に10台程度の車が駐車していましたが、余裕で停める事ができました。10組も参拝者はいませんでしたので、近隣に用事がある人が勝手に停めているのかもしれませんね。

志賀海神社の最寄り駅・最寄りバス停

こちらでは、志賀海神社まで公共交通機関であるJRとバスでの行き方、そして最寄り駅・最寄りバス停をご紹介します

最寄り駅は「西戸崎駅」

志賀海神社の最寄り駅は「JR西戸崎駅(さいとざき)」です。

JR博多駅から上り普通電車に乗り、香椎駅で下車します。そして、JR香椎線の「西戸崎」行に乗り換えてください。博多駅から最寄り駅の西戸崎駅まで乗り換えも含めて30分程度の乗車時間です。

しかし、最寄り駅とは言っても西戸崎駅から志賀海神社まで徒歩1時間もかかります。

最寄り駅 JR西戸崎駅
神社まで 駅から徒歩1時間
行き方
  1. 博多駅鹿児島本線の
    上り普通電車で香椎駅下車
  2. 香椎駅から香椎線
    「西戸崎」行へ乗り換え

香椎駅から西戸崎行電車は
1時間に2本程度

最寄り駅「西戸崎駅」から徒歩で志賀海神社まで行くと1時間以上かかるので、ちょっと現実的ではなくおすすめしません。

最寄りバス停は「志賀島」

続いて、志賀海神社の最寄りバス停は「西鉄 志賀島バス停」です。

バス停からは志賀海神社まで徒歩10分程度ですが、福岡市中心部の天神から最寄りのバス停まで行くバスの本数は1時間に1本程度しかありません。

最寄りバス停 志賀島バス停
神社まで バス停から徒歩10分
行き方 福岡市中心部の天神にある
「中央郵便局前」から

天神から志賀島まで1時間1本のバスなので乗り損ねる可能性がありますし、天神から志賀島まで80分程度もバスに乗っていく必要があり、バスもおすすめする行き方ではありません。

バスも天神の中心部から最寄りバス停までの直通バスがありますが、80分も乗っておかないといけませんし、1時間に1本なのでおすすめしません。

御朱印を頂く前に知っておくべき志賀海神社の事

これから初めて福岡市東区に鎮座する志賀海神社へ御朱印を頂きに参拝される方は、お祀りされている神様(御祭神)や歴史、最低限見て欲しい境内なども事前に調べた上で参拝される事をおすすめします。

皆さんもご存知の国歌「君が代」のルーツでもある神社らしく、その点も気になりますよね。

志賀海神社の神様(御祭神)

志賀海神社にお祀りされている主祭神は、海の神である「綿津見三神(わたつみさんしん)」と呼ばれる3柱の神様です。また、相殿(あいどの)もお祀りされています。

~左殿~
仲津綿津見神
(なかつわたつみのかみ)
相殿:神功皇后

~中殿~
底津綿津見神
(そこつわたつみのかみ)
相殿:玉依姫命

~右殿~
表津綿津見神
(うはつわたつみのかみ)
相殿:応神天皇

志賀海神社の御本殿は「左殿」「中殿」「右殿」に分かれており、それぞれに主祭神である「仲津綿津見神」「底津綿津見神」「表津綿津見神」がお祀りされています。また、各「左殿」「中殿」「右殿」には1柱づつ相殿神もお祀りされています。

ちなみに、主祭神である「綿津見三神」は、福岡市博多区に鎮座する住吉神社などの御祭神で知られる「住吉三神(すみよしさんしん)」と一緒に伊邪那岐(イザナギ)から生まれた神様です。

「左殿」「中殿」「右殿」???「相殿」???
「左殿」「中殿」「右殿」ってご本殿に3つのお部屋があるんだよ。3つのお部屋に3人の神様がそれぞれにいるんだよ。「相殿」は「あいどの」って読み方で、合祀とも言われているね…まだ解らないか…。

3社で成り立ってた志賀海神社

元々、志賀海神社は、表津宮(うわつぐう)・仲津宮(なかつぐう)・沖津宮(おきつぐう)の3つのお社で成り立っていた神社でした。世界遺産となった宗像大社の「沖津宮」「中津宮」「辺津宮」と同じ成り立ちだった訳です。

しかし、「表津宮」だけ志賀島の南部で今の志賀海神社の場所へ移されたそうです。現在も仲津宮と沖津宮は志賀島の北部に残っており、志賀海神社の摂社となっています。

沖津宮・仲津宮までの行き方
志賀海神社から「徒歩1時間以上」、「車で10分程度」
志賀海神社で御朱印を頂いた後は、摂社である沖津宮・仲津宮へも参拝したいところですね。ちなみに、「沖津宮」「仲津宮」の御朱印は頂けませんでした。

国歌「君が代」のルーツが志賀海神社にあり

日本人なら誰もが知っている日本国歌である「君が代」。

君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで

実は、志賀海神社が国歌「君が代」のルーツという説があります。

その理由は、年に2回志賀海神社で行われている「山誉祭(やまほめさい)」で歌われ、志賀海神社で古くから伝わる「神楽歌(かぐらうた)」の始めの歌詞君が代の歌詞と同じだからです。

志賀海神社の山誉祭の神楽歌
君が代は 千代に八千代に さざれいしの いわおとなりてこけのむすまで
あれはや あれこそは 我君のみふねかや うつろうがせ身骸に命 千歳という
花こそ 咲いたる 沖の御津の汐早にはえたらむ釣尾にくわざらむ 鯛は沖のむれんだいほや
志賀の浜 長きを見れば 幾世経らなむ 香椎路に向いたるあの吹上の浜 千代に八千代まで
今宵夜半につき給う 御船こそ たが御船ありけるよ あれはや あれこそは 阿曇の君のめし給う 御船になりけるよ
いるかよ いるか 汐早のいるか 磯良が崎に 鯛釣るおきな


三韓出兵の際に、神功皇后に志賀海神社で食事の前に「山誉」という神事をご奉仕すると、神功皇后が「山誉の神事は、志賀島に打ち寄せる波が絶えるまで伝えるように」と言われたそうです。という事は、神功皇后以前に既に歌われていた神楽歌という事になります。

ちなみに、山誉祭は福岡県無形文化財に指定されています。

いつから始まったのかも定かでない志賀海神社の神事「山誉祭」で歌われる神楽歌が君が代のルーツとされているんですね。有難い御朱印を頂けそうです。

志賀海神社の境内散策

ここからは志賀海神社の境内を、境内の入口である鳥居からご本殿までをご紹介します。

鳥居の前にある「御潮井」

志賀海神社の境内入口となる鳥居前には「御潮井(おしおい)」があります。

志賀海神社の鳥居
志賀海神社の鳥居
鳥居前の石階段手前にある「御潮井」
鳥居前の石階段手前にある「御潮井」

上記の写真の鳥居前に、まず石階段があるのですがその石階段前に「御潮井」と呼ばれる「清め砂」が置いてあります。この砂はお清めの砂で、左・右・左と軽く振って身を清めます。

持ち帰り専用の御潮井
持ち帰り専用の御潮井

ちなみに、御朱印の受付場所にもなっている社務所(授与所)の近くには、この「御潮井(清め砂)」を持ち帰るように置いてあります。紙袋も置いてあり、初穂料(料金)はお気持ちで。

万葉集の碑・石造宝篋印塔

鳥居を抜けて参道を進むと、万葉集 巻7 歌集1230にある志賀海神社が鎮座する志賀島を歌った「万葉歌碑」があります。

志賀海神社にある万葉歌碑
志賀海神社にある万葉歌碑
ちはやぶる鐘の岬を過ぎぬとも
われは忘れじ志賀の皇神

「航海の難所である鐘の岬を過ぎたとしても、わたしは海路の無事をお願いしたこの志賀の神様を忘れません。」という意味らしいです。

石造宝篋印塔
石造宝篋印塔

万葉集の碑をさらに進むと、今度は「石造宝篋印塔(せきぞうほうきょういんとう)」という石像がありました。宝篋印塔は、幸福を願った仏典が納められた塔の事らしいです。

参道から見える福岡ドーム
参道から見える福岡ドーム

ちなみに、写真は参道から見える風景です。海の向こうには、福岡ソフトバンクホークスの本拠地のドームがある百道浜エリアも薄っすらとみる事ができました。

参道にある末社「印鑰社」「山之神社」

志賀海神社の参道には2つの末社がありました。

末社「印鑰社」
末社「印鑰社」

まず、参道の最初にあるのが「印鑰社(いんやくしゃ)」という末社です。志賀海神社から車で10分程度のところにある「雁ノ巣(がんのす)」にあった航空隊の3社を移築して合祀されたお社だそうです。御神徳(ご利益)は、入口の神として邪厄を祓うそうです。

末社「山之神社」
末社「山之神社」

さらに参道を進むと、今度は「山之神社」という末社があります。御神徳(ご利益)は「えんむすび」「夫婦円満」「開運」らしく、空っぽの「財布」を供えて願って持ち帰ると財が貯まるらしいですよ。

楼門と石橋(太鼓橋)

志賀海神社の楼門
志賀海神社の楼門

御本殿の敷地に入る前には、立派な楼門がありました。楼門の上には扉があったので、何が入っているか社務所の女性にお尋ねしましたが「私は詳しくなくて解りません…ごめんなさい。」と。

楼門前にある石橋(太鼓橋)
楼門前にある石橋(太鼓橋)

楼門の前には小さな石橋(太鼓橋)がありました。ど真ん中にあるのですが普段は通る事が出来ません。この日は補修工事なのでしょうか、カラーコーンが置いてありました。

社殿(拝殿・本殿)

志賀海神社の本殿前
志賀海神社の本殿前

志賀海神社の御本殿は立派なたたずまいです。屋根が左右に広がり飛び立つ飛行機のようです。

ん?どこかの神社に似ている…。

竈門神社の社殿(拝殿)
竈門神社の社殿(拝殿)

私が初めて志賀海神社に参拝に伺った際、太宰府市にある「竈門神社」に似ていると思いました。皆さんはどう思いますか?似てませんか?

亀石(遥拝所)

御本殿の右側には「亀石(遥拝所)」があります。

志賀海神社の「亀石」
志賀海神社の「亀石」

その昔、神功皇后が三韓へ出兵される際、正面対岸の打昇浜にある亀ヶ池亀生池の辺りにて無事凱旋できるよう阿曇磯良丸を通じ祈願され七日七夜の神楽を奏されました。すると黄金の雌雄の亀に乗った志賀明神と勝馬明神が出現され皇后に千珠万珠の玉を授け船の舵と航路を守り導いたえと伝えられ、黄金雌雄の亀は亀ヶ池亀生池に放たれましたが後に石となって現在の金印公園近くに現れ寛文10年(1671)4月11日に社前に納められました。
引用:http://www.shikaumi-jinja.jp/about/

遥拝所
遥拝所

この遥拝所からは対岸にある「大嶽神社」「小嶽神社」を拝する事ができ、さらには正面にある「伊勢神宮」や皇居の「宮中三殿」までも拝する事ができるそうです。ぜひ、志賀海神社へ御朱印を頂く前に、伊勢神宮などもこちらの遥拝所から参拝したいものです。

まとめ

今回は福岡県福岡市東区の志賀島に鎮座する志賀海神社(しかうみじんじゃ)の御朱印に関する情報を中心にご紹介してみましたがいかがだったでしょうか。志賀海神社の御朱印の初穂料は300円で、社務所(授与所)にて受け付けています。受付時間(営業時間)は9時頃~17時頃までです。志賀海神社は「龍の都」と呼ばれているだけあってオリジナル御朱印帳(2,000円)も龍のデザインでした。バスや電車などの公共交通機関では少し行きづらいですが、車なら福岡市中心部から30分で行けます。志賀島は「島」となっているので、フェリーなどで行くのかと勘違いされる方もいるようですが、橋で繋がっているので車で行く事ができます。ぜひ、福岡へそして志賀島へドライブへ行く際は、君が代のルーツでもある志賀海神社へ御朱印を頂きに参拝されてくださいね。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

ご紹介した
御朱印
志賀海神社
住所 811-0323
福岡市東区
志賀島877
電話番号 092-603-6501
営業時間 9時頃~
17時頃まで
御朱印料金
(初穂料)
300円

志賀海神社公式サイト

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